楽天モバイルのお知らせで追加された「ユニバーサルサービス料の追加」です。

以前から通信会社から7円とか、3円とか課金されていました。楽天モバイルは今までユニバーサルサービス料は、課金されていませんでした。

この機会に、ユニバーサルサービス料とは一体何のためにあるのか調べてみました。確認しておきましょう。

ユニバーサルサービス

ユニバーサルサービス料とは

電気通信事業法により、「あまねく日本全国で提供が確保されるべき」と規定されているサービスです。加入電話の基本料や、社会生活上の安全及び戸外での最低限の通信手段を確保する観点から設置されている第一種公衆電話、さらに特例料金となる離島及び110番・118番・119番の緊急通報がこれに該当します。
なお、平成23年4月の改正により、加入電話に相当する光IP電話が新たにユニバーサルサービスの対象として追加されました。

ユニバーサルサービス支援業務 ホームページより

ユニバーサルサービス料がいつも加算されていましたが、数円だったので正直あまり気にしていませんでした。何か料金として取られているけどよくわからない、でも支払っている状態でした。

個人や企業が使用する通信手段だけでなく、公衆電話などや緊急通報の通信手段もこのユニバーサルサービス料金の負担によって支えられているというわけですね。電気やガスも「あまねく全国」で用いられているものと関連しそうですが、通信サービスは違う、内部相互の関係ができあがっているようです。通信サービスの方は限界があるようですね。

そこでユニバーサルサービス料によって通信サービスを使用している個人や企業が、負担することによりコストが割り振られているというのが現状のようです。

第一種公衆電話とは

公衆電話

NTT東日本、西日本に総務省より義務付けられている、一般的な公衆電話を指しているようです。

誰でも24時間利用可能であり、屋外の公道上や、公道に面した場所に設置されている公衆電話を指します。

緊急時や災害時にも対応できるように設置されています。確かに、公共施設の近くに公衆電話がありますね。

ただ便利だから設置されているというよりは、人が多く集まる場所での災害にも迅速に通信手段を確保できるようなサービスとしても考えられているんですね。

社会生活上の安全性から市街地では約500平方メートルに1台以上、その他の地域は約1平方キロメートルに一台以上の設置が義務付けれています。

災害時の優先電話としての公衆電話の働きは大きいといえますね。携帯電話では通話がパンクして使えないということが災害時には起こりえます。

第二種公衆電話とは

 第二種公衆電話は、収益を上げることを目的として設置されているものである・・・・

−会計検査院 昭和59年度報告書より

第一種公衆電話以外の公衆電話を「第二種公衆電話」として設置されているそうです。

収益を上げることが目的なので、ユニバーサルサービス料で支える公衆電話には該当しない事がわかりますね。

まとめ

楽天モバイルから新たな追加料金としてユニバーサルサービス料が引かれることになりました。

このユニバーサルサービス料は「あまねく日本全国」で使用される通信手段を支える料金だったんですね。

今では、あまり見かけなくなった公衆電話もこのユニバーサルサービス料金で運営されていると知りました。

緊急通報などの番号の、特別料金に対してもこのユニバーサルサービス料が適用されているとは思いませんでした。調べてみてよかったと思っています。

一つの契約、数円ずつでみんな使用しているものの費用を支えているのは良い考え方ですね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。