新型コロナウイルス対策のために、近所のスーパーでの買い物に加えて、ネットスーパーなどで買い物されることも多いと思います。
インターネットでの購入に慣れてくるとあまりにも手軽で便利なのでついつい買ってしまうということもあるかもしれませんね。わたしもそうですが・・・。
しかしネットスーパーでの購入の際には注意していないと、いつの間にか個人情報やアカウントが他の人に乗っ取られて、不正に預金が引き出されるたりする被害が起きてしまっているようです。
このような被害が急増しているということを「民間団体フィッシング対策協議会」が伝えています。「フィッシング」と言う方法で被害が増加しているようです。どのように対策できるか確認しておきましょう。
フィッシング対策協議会
Council of Anti-Phishing Japan
公式サイトはこちらから
「フィッシング対策」について
フィッシング対策協議会が掲げる五ヶ条を確認しておきましょう。
バナーをクリックすると
フィッシング対策協議会より五ヶ条を確認できます。
「第一条 最新状態にアップデートする」
OS、インターネットブラウザ、アプリを最新状態にアップデートされているかどうかを確認しておきましょう。
iPhoneのアプリのアップデートは、「Appstore」のアプリより行うことができますし、Androidのスマホは「GooglePlay」より行うことが可能です。
スマートフォンやタブレット端末のアプリのアップデートを行うことで、インターネットブラウザのアプリも同じようにアップデートを行うことが可能です。自動アップデートをONにしておくことで忘れることなく最新状態にを保つことができます。
OS(Windows10やmacOS10.16)をアップデートしておくことでもフィッシング対策を行うことができます。長年パソコンを使用すると古いパソコンに関してはOSが対応していないということもあります。Windowの場合、現在は「10」がOSとしては最新となりますが、セキュリティーのための「Windows Update」も同時に最新のアップデートを行っていなければセキュリティー対策がなされているとは言えません。macOSも脆弱性対策のために「セキュリティーアップデート」が随時公開されています。最新状態にアップデートするためにはダウンロード・インストールしておく必要があります。
「第二条 「フィッシング」メールを見抜くために
メールアプリの受信ボックスにはどのようなメールが届いているでしょうか?
一昔前であれば、メルマガなどの登録がなければほとんど知り合いからのメールしかきませんでした。
しかし今では様々なところからメールが届きます。メールアドレスをお店の会員登録等でも知らせることも増えましたし、本人確認のためにメールアドレスを記入することもあります。
では、不審なメールかどうかはどこで判別することができるのでしょうか?
一つは「銀行やカード会社が、メールで個人情報を確認することはない」ということです。なのでそのような内容のメールが届いた場合は不審なメールとして、注意する必要があります。
しかし、本来送られるはずの連絡と重なるような時期にメールが届くこともあるかもしれません。そのような時は、銀行やクレジットカード会社に直接連絡を取ることで回避できます。
対策としては、受信したメールをそのまま使用して、会社に連絡するのではなく銀行やクレジットカード会社の公式の連絡先を調べる(取引明細や、申込書など・紙面のものがあれば特に良い)ことで、フィッシング対策を行いながら連絡することができます。
メールの受信には差出人の表示を入れ替えて表示することができるので、差出人の表示が取引している会社であるからといってそのメールの内容を信じてしまうことには注意が必要です。
「Rakuten」「Amazon」「My JCB」「ライフカード」「TS CUBIC CARD」などをかたるフィッシングも増えているので注意が必要です。
自分には関係がないメールは、気にせず削除しましょう。わからない場合はそのままにしておきましょう。
わざわざメールを開いたり、あるいは返信して「自分は関係がないので削除してください」などと連絡するのは危険です。逆に個人情報を教えてしまうことになりかねませんし、別のフィッシングサイトに誘導されてしまいウイルス感染につながる場合もあります。
「第三条 不審なメール内のリンク先はクリックしない」
受信したメールの本文中にあるリンク先に注意が必要です。それは、リンク先の表示されているサイトと実際にクリックしてから移動するサイトでは違う場合があるからです。
不審なメールだけではなく、不審なSNS、ブログ、掲示板などに表示されているリンク先も同様にクリックする前に考えることが重要です。
「第四条 フィッシング対策協議会に素早く報告する」
フィッシングメールやフィッシングサイトを発見した場合にそのメールを「フィッシング対策協議会に転送」することができます。
不審なメールのアドレスや、フィッシングのURLなどのアドレスを、「フィッシング対策協議会に転送する際」に、クリックしてしまわないように注意して操作してください。クリックするつもりがなくても、文字をコピーする際にリンク先を押してしまうこともあるので、慎重な操作が必要です。
「第五条 銀行やクレジットカード会社のリストを作る」
どれだけ注意していても、つい入力してしまうということがあります。そのようなときの被害をおさえるためにも、すぐに問い合わせができるように、連絡先を控えておく必要があります。
そのときにも注意が必要です。「お問い合わせはこちら」などとメールの内容に書かれていても、その同じメール内から操作するのは危険です。
入力してしまったときこそ、他の端末を使用して、公式のサイトを確認するか、あるいは電話番号を利用明細などから確認して、実際に電話をかけて連絡を取ることができます。
まとめ
フィッシング対策の五ヶ条について確認してみました。身近なところに危険が潜んでいるので、メールやSNSの扱いには注意が必要です。安全にインターネットを使用して便利にネットスーパーを使用したいと思います。
今日から緊急事態宣言が全面解除になりました。多くの地域で人の流れが戻ってきているのではないかと思います。
近所のスーパーでもかなりのお客さんがいましたね。お店の方としては助かる部分もあるかもしれませんが、密にならないようにするのも難しいですね。引き続き警戒を緩めることなくコロナ対策を心がけて行動したいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
フィッシング対策協議会
Council of Anti-Phishing Japan
公式サイトはこちらから