今では、一人の人への連絡先も多くなりました。電話番号とメールアドレスだけでなく、LINEやTwitterなどのSNSのアカウントもあります。電話番号とメールアドレスも仕事やプライベートなども含めると複数ある場合も少なくないですね。
選択肢が増えれば、間違うこともあります。しかし、そのような何気ない生活の出来事から、危険な状況へとなりかねない事があるので確認しておきましょう。
身近なことから始まる危険
間違いメールが届いた場合
送信してきた相手が、送ったつもりになっているのをほっておけないのが人情というところなのかもしれません。
何とか自分が伝えなければと考えてしまい、丁寧に返信してしまう。親切な人ほどそのような事があるかもしれません。
まず、知り合いかどうかを考えますが、知り合いであれば電話で連絡をとればその内容について知っているはずです。もし知り合いからの連絡ではなかった場合でも、そのような間違いメールを使って何らかの情報を取り出そうとする事があることを伝えることができます。
警戒する必要があることを知ってもらい、個人情報が漏れていないかなどの確認もこの機会にしてもらうことができるかもしれません。
メールアドレスの語尾がdocomoだから大丈夫?
メールアドレスがあまりみたことのない英数字であれば、このメールは迷惑メールだと判断しやすいかもしれません。しかし「〇〇〇〇@docomo.ne.jp」というメールアドレスで届くと、docomoのユーザーの誰かがメールを送ってきたので送り返さないといけない言う思いが働くかもしれません。
Docomoの名前が入っているからと言って、安心できる材料にはなりません。docomoのアドレスを使用して、あえての間違いメールを送ることで、個人の情報を取り出そうとする場合もあるからです。
間違いメールを送る目的は何か
それは、「メールアドレスの有効性」です。
もし、送ったメールアドレスに有効性がなければ、つまりメールアドレスが使用していなければ、送信したメールはエラーとなって送信者に送り返されてきます。「MAILER-DAEMON」というメールが数秒から、数分間の間に送信者に届きます。
送り返されてこなかった場合は、そのメールアドレスは、現時点で使用可能なメールアドレスつまり、誰かが所持しているメールアドレスということになります。
所持しているだけでは、実際に活用されているメールアドレスかどうかはわかりません。複数持っていたり、アカウントだけ作ってそのまま使用していないものもあるからです。
さらに使用可能な中から、返信が帰ってくると、そのメールアドレスを実際に利用していることになります。
メールの内容が、たとえ間違いメールであったとしても返信して「間違ってますよ」と送ってしまうと「メールアドレスの有効性」を明らかにしているようなものとなります。
確認するときの注意
では間違いメールかどうかはどのように確認できるでしょうか?まず心当たりのないメール、友人でも知人とも関係がないメールであれば、基本的にはそのままにしておきましょう。受信したとしても添付ファイルを開くことがないように注意が必要です。もちろんリンク先も押さないようにします。
もし心当たりのある知り合いのように思える場合は、違うルートを使って確認しましょう。
例えば、携帯電話のショートメッセージに「間違いメール」が届いて、知り合いのように思えるなら固定電話やLINEなどの「違うルート」つまり、そのまま返信して確認しないようにして、知り合いに聞いてみることができます。友人や知り合いであれば、他の連絡先も知っている可能性があります。
それと同時に一人で解決するのではなく家族や友人に見てもらって、本当に友人や知人が間違えてメールを送ってきたのかどうか確認するようにしましょう。慎重に確認することも恥ずかしいことではありません。
まとめ
「間違いメール」が届いた場合にどのように対処するか、確認するときの注意に事項についてまとめてみました。
誰しも間違ってメールを送ってしまうことはあります。そのようなときにも親しい友人や知人であれば、それほど大きな問題にはならないものです。
しかし相手の丁寧な返信を逆手に取って、個人情報を漏洩させるのが目的の場合もあるので注意が必要です。狙いは「メールアドレスの有効性」であることを忘れないように対応したいと思います。
連絡先が増えるほど管理もしっかりと行って、家族や友人の情報がいつのまに漏れてしまわないように注意したいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。