iPadOSへの新しいUpdateがアナウンスされていますが、OSのアップデートが選択できるのはめずらしい状態ですね。

どちらのほうが良いのか迷いますが、「15」へのUpdateは大きなものとなり、「14.8」へのUpdateは小規模なものと分けることができるかも知れません。

どちらもシステム(OS)のアップデートなのでできるだけ本体のバックアップをお忘れなく。それでは違いを確認しておきましょう。

iPadOS14.8とiPadOS15




iPadOS14.8

iPadOS14.8は、セキュリティUpdateがメインですね。いくつか確認しておきましょう。

Bluetooth

ヘッドホンや、マイク、スピーカーなどの端末をBluetooth機器から使用することも増えてきました。車の運転などでもBluetoothのヘッドセットは非常に便利です。

それで今回のiPadOS14.8のUpdateによって、Bluetoothのセキュリティが強化されました。

リモートによる任意の実行がされる可能性に対する問題が対処されました。

Bluetoothでも、リモートによって操作されてしまうことがあることに少し驚きましたね。

Bluetoothの範囲はバージョンにもよりますが、9mであったり、50mであったり違いがあります。問題が起きている場合であればその周辺からの電波からの可能性を探ることもできますね。

Preferences

制限されたファイルにアクセスできてしまうと、システムに影響を与える可能性が高くなりますね。確認できる人メンバーが限られているようなファイルも同じです。誰でも見て良いものではないものもあります。

そのような脆弱性が今回のUpdateによって改善されています。
シンボリックリンクの検証を強化することによって解決されたようです。

シンボリックリンクというのは、ショートカットされたフォルダのようなものです。
フォルダのショートカット先の場所にファイルが保管されているので、実際のディスク上には存在していません。

フォルダを削除してしまうと、その中のファイルがすべて消えてしまうことになります。
シンボリックリンクの場合、基本的にはファイルが存在していないので、シンボリックリンクを削除しても中のファイルが消えることはありません。Windowsのデスクトップなどに作成するショートカットアイコンを削除してもアプリが消えてしまわないのと同じ理屈です。

他にも・・・・

Webkitのメモリ処理が強化され脆弱性に対処して任意のコードが実行されることがないようにUpdateされています。




iPadOS15

iPadOS15の特徴をいくつか確認しておきましょう。

マルチタスキング機能の追加

15はマルチタスキングの機能が強化されています。マルチタスキングメニューが強化されています。

外部のキーボードを使用しても画面を分割してアプリを複数表示させることができるSpiritViewが操作可能になっています。

マルチ画面が採用されてから、アプリを複数立ち上げて使用することができるようになりました。便利になりましたね。とりあえず、Safariを立ち上げて置くことで調べながら、アプリを活用することができます。

ウィジェット

ウィジェットに関してもアップデートされています。ウィジェットの配置が他のAppと同じ位置に置くことが可能になりました。以前のiPadOS14のときはウィジットは、ウィジェット専用の画面向かって左側の場所でした。

今回のUpdateでよりホーム画面の仕様がアンドロイドに近づいてきたようにも思えます。

集中モード

作業していても、勉強していても、iPadやiPhoneなどが手元にあると、ついついやるべき作業と違うことをしていることに気づきます。また結構な時間をつかってネットサーフィンに費やしてしまっていることがありますね。

自分の大切な時間を、無駄に浪費したくはありません。

一つのことに集中して取り組むことができれば作品のクオリティは上がり、達成感も大きくなりますね。

実際ブログを書き続ける上でも、集中力がなくなると終わらせることに苦労することがあります。

集中モードがあれば、他の事柄に引き込まれるきっかけを防ぐ効果が期待できますね。集中できれば作業時間はあっという間に過ぎていきます。

集中モードが搭載されるということは、いろんなことができてしまう、iPadやiPhoneの悲しいところなのかも知れません。

まとめ

IPadOS14 8

iPadOS14.8とiPadOS15の違いを確認することができました。

・iPadOS14.8はセキュリティアップデートがメイン

・iPadOS15は新たな機能が追加された大幅アップデート

ということがわかりました。

もちろんのことですが、14.8の内容は、15でも同じようにアップデートされます。それなら15にすればいいのでは?というユーザーもおられるかも知れません。

基本的な考え方はそのとおりです。最新のバージョンにアップデートすると良いと思います。

しかし、アップデートの容量や、アプリの対応など細かな点を考えるとあえてiPadOS14.8にして成り行きを見守ることも一つの方法と言えます。

それぞれのユーザーの状況に合わせることができるかも知れません。

(2021年10月3日更新)iPadOS15.0.1がアナウンスされていますね。さらに調整されたアップデートが期待できますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。