寒波が来てとても寒い日になっています。体調崩されないように無理せず暖かくして過ごしましょう。STAYHOMEで家の中でも温かいお茶を飲むなどして体調管理を心がけたいと思います。

今年の年末は今までにない特殊な状況になっています。新型コロナの影響が止まらないので、家で過ごすことも増えています。

そのような中でインターネットの環境を使ったキケンにも注意したいと思います。確認しておきましょう。

「PCサポート」を名乗るネットのキケン

FakeSupport title

ソースネクスト-キ・ケ・ンの取説より

IPA(独立行政法人 情報所推進機構)が先月から注意喚起しています。WEBサイトを閲覧中に「PCサポート」というキケンな表示が急に現れるというものです。

WEBの閲覧中に突然「PCサポート」というページが表示され、「コンピューターウイルスが検出されました。」と音声で呼びかけてくるようです。ウイルス感染の画面を表示して、「PCサポート」という偽のサポートサイトへ誘導したり、遠隔サポートをさせるように、電話をかけさせるなどの行動に出るよう促してきます。一時期に流行った「ランサムウェア」の考え方と同じですね。パソコンを人質のようにして「ランサム:贖い」を要求する方法ですね。

WEB閲覧中と言っても、いつも表示したり、確認しているサイトこのキケンな状況が起こるのは少ないように思います。それよりも検索エンジンなどを用いて新たに情報を調べたり、探したりしている時に、今までに入ったことのないWEBページを表示するとこのようなキケンと遭遇するのではないかと考えられます。もちろん通常、普段閲覧しているWEBサイトでも、サイト自体が乗っ取られてしまうとその限りではありません。

WEBサイトを閲覧していて何かいつもと違うというときは少し意識的に注意しながら閲覧するほうが良いと思います。急なポップアップや、画面の変化に動揺しないよう注意が必要ですね。

どのように対処できるか

深呼吸するビジネスウーマン

対処方法として

1.ブラウザを「×」ボタンで閉じる。

2.閉じられない場合は、タスクマネージャーを使って、ブラウザを強制終了させる。

3.ブラウザによっては、ポップアップメッセージの表示を制限できるよう設定する

まずは深呼吸して冷静な対応が必要です。焦ってしまうといつもはしないことでも動いてしまうことがあるからです。

このキケンな「PCサポート」にお願いしてしまうと遠隔操作を許可することになったり、契約を断ったらそれによってパソコンがロックして使えなくなるなどの問題が起きるそうです。

1つ目の「ブラウザを「×」ボタンで閉じる」必要があるのはなぜだかわかりますか?
例えば同じ画面上に「閉じる」のボタンがあればそれを押せば良いと考えてしまうかもしれません。
しかし、もしかすると「閉じる」ボタンは表面上は「閉じる」かもしれませんが、実際は「PCサポート」へのリンク先かもしれません。つまり表面に出ている表示と実際に実行してしまうことが全く正反対ということがありえます。

「ブラウザの「×」ボタンで閉じる」の場合は、WEBの画面上の操作ではなく、ブラウザ本体を「閉じる」ことになるので、インターネットの閲覧自体をやめることになります。「×」ボタンで閉じた以上はそれ以降ネット上のキケンを避けることができます。

そしてもう1点確認しておきたいのは「×」ボタンが使用しているブラウザの中かそれとも周囲かということも見ておく必要があります。「×」ボタンがブラウザの中にある場合は、その「×」ボタンも上記に記載した事柄と同様に、キケンなサイトへの入り口である場合があります。

ブラウザレベルで考えて、行動する必要があります。WEBサイトの中で対処しようとするとキケンの度合いが増えることがありますので注意してください。

「PCサポート」と言う言葉で誘導することについて

このようなネットのキケンが出てくるのはとても残念でなりません。
本来は、PCのサポート、ネットワークのサポートをすることでインターネットを快適に使用したいユーザーの手助けのためのものだと思います。そのような手助けをする人の名前をつかって、相手の知らないところから誘導して陥れるのはとても残念です。

インターネットをもっとシンプルにもっと安心して使用できるような世の中になれば良いと思います。

まとめ

新型コロナウイルスの感染対策をしっかり行うとともに、ネットのキケンにも免疫力を高めてしっかりと対応していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。