パソコンのバックアップをしていて「復旧できませんでした」となると一瞬アタマが真っ白になりますね。

今までのパソコンやサーバーとの付き合いから、ファイルが消えないように、そして消えても大丈夫なように、バックアップを取るというのは一つの大きな課題ですね。しかし、手間がかかるので、その気にならないのも事実です。「また気が向いたら」「またあとで」・・・・・

福井県産業情報ネットワーク「ふくいナビ」の障害発生について発表していますので確認しておきましょう。




11月1日以降「ふくいナビ」にアクセスできない?

 当センターが管理運営するウェブサービスである福井県産業情報ネットワーク「ふくいナビ」が11月1日(日)から障害が発生し使用できなくなっています。
 本件について、以下のとおり原因および今後の対応についてご報告します。

全データがクラウドから消失して、復旧不能になったようで
す。WEBサイトを運営するものとして、身の引き締まるニュースです。

データ消失以前の「ふくいナビ」

以前のふくいナビ

https://www.fukui-navi.gr.jp/

現在の「ふくいナビ」(2020年11月9日19時51分現在)

FireFoxブラウザより 接続できない

これだけのデータがサーバから消失しまうと、復旧には時間がかかりそうですね。
手元にあるデータと、アナログの資料からもう一度作り直すとなると気の遠くなる作業になりそうです。

バックアップしたデータをそのまま同じクラウド上においてしまう方が簡単で楽かもしれませんが、バックアップは他の媒体で行って初めて効果が発揮されるので、今回のダメージは大きいのではないでしょうか。

データ消失の原因とは

10月13日にその契約を更新していましたが、NECキャピタルソリューションの社内手続きの瑕疵により更新手続きがなされておらず、貸与期間が終了したとしてデータが削除されたものです。

「ふくいナビ」としては、契約更新されていたにもかかわらず、クラウドサーバーの賃貸者契約会社の社内手続きの瑕疵によるとなっていますので、更新するための手続きは受け付けたものの社内で処理が伝わっていなかったということなのでしょうか。

NECキャピタルソリューション

【瑕疵】かし とは

1.きず。欠点。2.法律や当事者の予期するような状態や性質が欠けていること。

瑕疵という言葉は、「瑕疵担保責任」などの不動産の売買契約のときによく用いられる言葉のようです。今回もケースも有る意味クラウド上の住所に存在していたファイル・データが消失してしまったことになるので、瑕疵という言葉が相当するのかもしれません。

データの復旧はとても大変な作業になると思います。新しいものをもう一度作り直す程の作業となると思うので、なんと言えばよいのかわかりませんが、とにかく体に気をつけてがんばってください。




クラウドにバックアップするということ

現状でクラウドには多くの大切なファイルが残されているので、今回のケースを他人事のようには思えないので書かせてもらっています。一般的なクラウドデータが消えないような対策を今後も考えて置く必要があると改めて感じました。GoogleやAppleのドライブ上にあるものもほぼ安心して置いてはいますが、もし消えたとしても物理的なハードに記憶させておけば安心です。

以前はデータだけはUSBに残していたのですが、最近はクラウドで済ませているところがあるので、今回の教訓を生かしたいと思います。

まとめ

データ消失してしまうと、急に先が見えなくなってしまいますね。今の時代、安心や安全が非常に大切ですね。今後の死活問題になります。

今回「ふくいナビ」からの情報漏えいはしていないそうなので、データ消去という観点ではしっかりと仕事がなされていますが、それよりも人為的なミスの大きさが今後の課題になるのかもしれません。コロナ禍なので今までにない緊張感やストレスもあったと思われます。

わたし自身、気を引き締める機会になりました。「またあとで」ではなく、「いますぐに」に切り替えて実行する大切さを改めて認識しました。クラウドへの安心を期待します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。